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CONTAX Tvs-Digitalで撮るドイツの情景。

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職人芸。

KICX0304.jpg

ドイツの伝統的なクリスマスの飾りつけといえば、世界的に有名なくるみ割り人形やプラスチックのような光沢が特徴的なエンジェルの音楽隊、煙吐き人形(Laeuchermaenchen)等どれも暖かい木の温もりを感じるハンドメイドのものばかり。そしてそれらの木工製品は旧東ドイツ、ドレスデンのそばのErzgebirgeと呼ばれる地域が発祥。これらのクリスマス用の木工製品は、石炭を掘るこの地域の労働者が、雪のために炭鉱が閉鎖される期間の内職として、初めは家族のために、その後はニュルンベルクで開かれるクリスマスマーケット(Christkindmarkt。ドイツで最初のクリスマスマーケット)へ出荷したのが始まりと言われています。
写真は9月にドリスデンに仕事で訪れた際に撮影したもの。観光名所のFrauenkircheのそばのモダンなショッピングモールの地下、この時期にしては早いなと思いつつも覗いたクリスマス用品専門店での公開作業の様子。
KICX0303.jpg

上の写真の職人さんがシュっシュっとテンポ良く作業しているのは、木製のもみの木。ちょうどオーケストラの指揮者が使うタクトのような棒を上から順に薄く丸まるように木の表面を削り写真のようなもみの木をいとも簡単に作り上げていました。以前からこの木製のもみの木の飾りは知っていたのですが、その精巧で等間隔の仕上がりから機械で作っているものばかりだと思っていましたが、さすがこだわりのドイツ職人芸。何と手製でした。完璧なまでの等間隔な削りだしにはお見事の言葉しか見つかりません^^。
KICX0298.jpg

このドイツの伝統芸とも言えるクリスマス用の木工製品。先日テレビのレポートでやっていたのですが、ここ数年Erzgebirgeの職人さん達の悩みの種が市場に溢れ出した中国製の模造品。電化製品だけでなくこのような伝統工芸品にまで中国製のコピーが出回っているのにまずビックリ。そして職人さんへのインタヴューでは「ラッカーの質や仕上げではコピーは本物の足元にも及びませんし私達も高品質は勿論のこと新製品をリリースしコピーに対抗していきます。」と心強いコメントを残していました。しかし本物の4分の1以下の安価で市場に出回っている模造品。本物へのこだわりのない庶民はやはり安い値段の模造品を購入してしまうようです。数年後、市場競争に負けた現在のドイツの電機メーカーの衰退のように、この歴史ある職人芸が安価で粗悪なコピー製品との市場競争に負け衰退するようなことが無い事を祈るばかりです。

2006年9月24日撮影  Sachsen -Dresden
Comment
Yumi URL ] #Lb0elJ46
buckさん、こんばんは~♪
昨年のクリスマスにお友達のところでbuckさんのお部屋に飾ってあった
くるみ割人形と同じ物を見ました。^^
彼女は、ドイツの大学に留学していた事があってその時に買ったものだ
そうです。
1枚目の真剣に作業をする男性の姿は、素敵ですね~♪
1枚づつ木を削って作り出すもみの木は温か味があっていいですね~

芸術品です!!
日本でも中国製の物が手ごろな値段で販売されていますが、伝統的な
物はいつまでも受け継いでいってほしいと願います。
 2006.12.22 Fri 22:59 [ Edit ]
Aloha URL ] #-
職人の顔はどの国でもとっても素敵に見えますね。
一生懸命心を込めての手捌きが伝わります。
伝統の芸術は何時までも残し続けゼネレーションへと
持ち続けて欲しいですよね。
 2006.12.24 Sun 03:51 [ Edit ]
buck URL ] #zu7n1vHY
>Yumiさん
こんばんわ!くるみ割り人形、ドイツ在住経験者には必携の品でしょう
か?(笑
作業をしていたのは見た目20段前半の若者でしたが、真剣なまなざしと
その作業はすでにマイスター級。みていてもとても鮮やかな仕事っぷり
でした。クリスマスのものだけに限らず、ドイツの木工用品、温かみがあ
ってとても大好きです。日本へのお土産にももってこいです^^。
くるみ割り人形や煙はき人形は、丁度日本でいう郷土色豊な各地のこけ
しや博多人形のような位置づけです。そんな郷土に根付いた伝統工芸
品が日本製ではなく外国製だったらやはり嫌ですよね。ドイツの木工用
品。安価な外国製コピーなどに決して負けて欲しくないものです!!!
 2006.12.24 Sun 09:08 [ Edit ]
buck URL ] #zu7n1vHY
>Alohaさん
まさにまさに。国や人種は違えど職人のまなざしや気質は通じることが
ありますよね!あ、そういえば先日床屋に行った時に、定年間直のマイ
スターに切ってもらったのですが、バリカンを使わずにはさみで刈り上げ
てくれました。その際の「チョキチョキ」というリズムが日本の床屋さんと
同じでとても懐かしい気持ちになりましたです^^。
本当、伝統工芸品や文化などは是非とも次の世代にしっかりと受け継い
で欲しいものですよね!
 2006.12.24 Sun 09:13 [ Edit ]






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    すべての写真はレタッチ等の加工は一切無し。初期の写真はIrfanViewで、2007年5月以降の写真はiPhotoによりリサイズしています。
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